米国10年債利回り
- 利回り急騰。
- まだ落ち着いたとは言えないが、横這いというか、やや調整に入っている。
- メイン経済復活とインフレ懸念によるものだが、いったんは杞憂に終わるというのがメインシナリオではないかというのが今のところの推測だが、この後のインフラ法案もあり、どうなるか。年内には2%くらいまでは上昇するのだろうか。
為替
- 対ユーロで、2020年コロナ禍から始まったドル安の傾向は大きくは変わっていないが、今後は横這いしそうなチャート。
- 対円では、2021に入って、反対に円安に振れているが109-110が当面の上限になりそうではある。
- 2月から上昇し始め、下旬に窓を開けて急騰。その後切り下げている。
- 債券利回りの先行指標なのだろうか。
米国インデックス -S&P500-
- (上のチャート)S&P500はコロナ前の水準を大きく超えて上昇。2月の調整も、あまり大きくなく、最高値に。
- (下のチャート)ボラティリティもほどほどの上昇にとどまっている。
- (上のチャート)Nasdaqは最高値から12-13%程度の調整後のもみ合いにはいり、おおむね調整は落ち着いてきた状況と思われる。
- (下のチャート)ボラティリティは、そんなに大きくない。
アジアインデックス
- 日経平均・香港・中国ともにほどほどの調整。
- 日経平均は、円安がそろそろ止まるとしたら、少し足踏みするのか、米中の回復や、米国の大型ばらまきへのつられ高になるのだろうか。
米国セクター動向
凡例
VGT:情報技術, VHT:ヘルスケア, VCR:一般消費財, VOX:コミュニケーション,VFH:金融,VIS:産業,VDC生活必需品,VPU:公共,VAW:素材,VDE:エネルギー
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1.年初来
- 年初来では、エネルギーVDE>>金融VFH>生活必需品>産業VIS=素材VAW>一般消費財>>その他
- ITは高々1.63%の上昇でしかない。
2.コロナ以後
- コロナ前を回復したセクターは、一般消費財VCR>素材VAW>IT VGT>コミュニケーションVOX>ヘルスケアVHT>産業VIS>生活必需品VDC
- コロナ前と比較して回復していないセクターは、金融VFH>公共VPU>エネルギー
こう見るとITセクターは、ボラティリティは大きいものの、それほど不合理に伸びているわけではないと感じる。もともとが高かったというのもあるが。