2021/6/18のマーケット

サマリ

  • 全体感として、ここ3か月くらいのインフレ懸念が、物価上昇率の低下や失業保険申請の悪化で緩和され、行き過ぎた金利が低下。
  • FRBは利上げタイミングを23年から開始とのことで、一時金利が上昇したが、すぐにダウントレンドに戻った。
  • その結果インフレ懸念がさらに緩和することになり、株式投資に好都合なマイルドな環境側へ変化した。
  • 直近では、景気は踊り場あるいは、小さな後退局面に入ったと投資家は判断したと考える。
  • 上記景気回復スピードの小休止に伴い。テクノロジー特にハイパーグロースが大幅回復中。しかしその期間は短いと思われる。
  • 米国全体の業績は、低金利・雇用の回復などで、22年までは好調を維持するという大局観には変わりなく、数か月以内の米国株全体のアンダーシュートを期待し、押し目買いタイミングを狙うとともに、テクノロジー銘柄の利確からのローテーションを探る。
  • また、向う2年間米国株にはフォローの環境が続くことから、資金を米国に集中するタイミングを計る。

米国失業給付申請

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  • 失業給付が増加

米国10年金利

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  • 金利は低下の足を速めている。

米国長短金利

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  • 5年、10年もの金利が低下する中で、3か月もの金利が上昇。いわゆるフラット化。
  • 20年ものは上昇

商品価格

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  • 銅価格、金価格が下落。

為替

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  • 方向感がなくなってきた印象。BOX形成?

各国インデックス

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  • 米国の業績予想に変化なし。上方修正はおちついてきた。
  • 日経の業績上方修正は停滞。

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  • 投資家評価は、米国>日本>中国。

米国セクター

5年

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3か月

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  • インフレ懸念緩和~FRB発表までの直近の新たな変化。
    上昇:IT、ヘルスケア、不動産
    下降:素材、金融、産業

ボラティリティ

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  • 少々上昇するも、減少トレンドに変化はない。