サマリ
- 全体感として、ここ3か月くらいのインフレ懸念が、物価上昇率の低下や失業保険申請の悪化で緩和され、行き過ぎた金利が低下。
- FRBは利上げタイミングを23年から開始とのことで、一時金利が上昇したが、すぐにダウントレンドに戻った。
- その結果インフレ懸念がさらに緩和することになり、株式投資に好都合なマイルドな環境側へ変化した。
- 直近では、景気は踊り場あるいは、小さな後退局面に入ったと投資家は判断したと考える。
- 上記景気回復スピードの小休止に伴い。テクノロジー特にハイパーグロースが大幅回復中。しかしその期間は短いと思われる。
- 米国全体の業績は、低金利・雇用の回復などで、22年までは好調を維持するという大局観には変わりなく、数か月以内の米国株全体のアンダーシュートを期待し、押し目買いタイミングを狙うとともに、テクノロジー銘柄の利確からのローテーションを探る。
- また、向う2年間米国株にはフォローの環境が続くことから、資金を米国に集中するタイミングを計る。
米国失業給付申請
- 失業給付が増加
米国10年金利
- 金利は低下の足を速めている。
米国長短金利差
商品価格
- 銅価格、金価格が下落。
為替
- 方向感がなくなってきた印象。BOX形成?
各国インデックス
- 米国の業績予想に変化なし。上方修正はおちついてきた。
- 日経の業績上方修正は停滞。
- 投資家評価は、米国>日本>中国。
米国セクター
5年
3か月
- インフレ懸念緩和~FRB発表までの直近の新たな変化。
上昇:IT、ヘルスケア、不動産
下降:素材、金融、産業
ボラティリティ
- 少々上昇するも、減少トレンドに変化はない。