2023/4/9

今日は以前から気になっていた仕事、その時々のEnterprise Valueから理論的な株価の推移を計算して、時価に対するコントラリーオピニオンを生成するプログラムを作成することを試みたが、惨敗。

その企業の成長性があまりにBumpyなため、チャート上にオーバーレイしても役に立たなかった。結局その企業が将来どのくらいのキャッシュを生み出すかという点があまりに不確かであるということなんだろう。

加えて、Enterpirse Valueに過去に蓄積したCash等価物やDebtを足し引きするアイデアも、あまりに株価がそれらのファンダメンタルズに反応しない感じがして、実用性はないと判断した。

グロースとバリュー的な価値観を統合する試みであるが、いくら理論的な時価総額が上昇しようとも、株価がまったく相関しない、ランダム的な挙動なのであれば、コントラリーオピニオンにすらならない。そういう組み合わせた見方をしている投資家があまりいないのかも知れない。

いつかは評価されるのかもしれないが、数十年に一回、本来価値が評価されるかどうか程度であれば、投資には役に立たない。だいたいいつも相関していて、偶に理論値から乖離する、というものでなければいけない。

その上で明らかに機能する歪みを見つける作業をすべきなのだろう。

残念だけど、駄目なことを積み重ねて、その方面の努力を辞めることにより、効率を追求していく活動の割合が投資には結構大きい、したがってこれは無駄ではないのだとも思いたい。